年齢を重ねても元気で動ける体を保ちたい――そんな願いにピラティスはぴったりです。ピラティスは体幹を中心に全身の筋肉をバランスよく使い、姿勢を整え、関節の動きをスムーズにしてくれます。これが長寿につながる健康の土台作りに役立つのです。
今回は、毎日続けられる長寿サポートにおすすめのエクササイズを3つご紹介します。
1.ペルビックティルト(骨盤の動きを整える)
仰向けに寝て、膝を立てます。ゆっくりと骨盤を床に押し付けるようにお腹に力を入れ、次にゆっくり元の位置に戻します。この動きを10回繰り返しましょう。骨盤周りの柔軟性と安定感が増し、腰痛の予防にもつながります。骨盤が安定することで日常の動作が楽になり、長く自分の足で歩き続けられます。
2.ブリッジ(背骨とお尻を強化)
仰向けで膝を立て、ゆっくりとお尻を持ち上げて肩から膝まで一直線にします。ゆっくりとお尻を下ろし、これを8~10回行いましょう。背骨やお尻の筋肉が鍛えられ、姿勢の維持や歩行の安定に役立ちます。背中の柔軟性も高まり、動きやすい体になります。
3.スパインストレッチ(背骨をやさしく伸ばす)
床に座り、足を前に伸ばします。息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながらゆっくり前に倒れていきます。背骨一つひとつを動かすイメージで、無理のない範囲で行いましょう。これを5回繰り返します。背骨の柔軟性が保たれ、長時間座っても疲れにくくなります。
ピラティスで長寿をサポートするポイント
ピラティスは無理なく筋肉を使い、体のバランスを整える運動です。筋力だけでなく、柔軟性や呼吸の深さも意識することで、体と心の両方が健康に近づきます。毎日少しずつ続けることで、転倒予防や慢性的な痛みの軽減にもつながり、年齢を重ねても元気に過ごせる体作りを助けます。
ピラティスのエクササイズは特別な道具がなくてもできるものが多いので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。続けることで、体の変化を感じられるはずです。あなたの健康長寿を応援しています!
