チバトケイシユウリセンター
時計
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私が初めて買った時計は今から40年以上も前のグランドセイコー。 7年以上も前から機械式時計の収集と研究が始まりました。 その最初期にお世話になっていた時計修理の業者さんです。 こじんまりとした部屋に二人の時計師さんがいました。 一人はまさに「職人」といったおじいさん。もう一人は人当たりのよさそうな初老の方で店を切り盛りしていました。 その時は、時計の修理やオーバーホールの相場など知りません。 オーバーホールから帰ってきて、動く時計を見て、「結構お金がかかったけどアンティーク時計のアフターケアだから仕方がない」と諦めていました。 今の時計では想像もつかないでしょうが、昔の時計は太陽光線にあてられるとどんどんと色が変色し、腕からの汗からくる塩分で文字盤が腐食していきます。 それを元の状態に戻すのが文字盤の書き換え、「リダン」という作業です。 私のグランドセイコーも、一部に文字盤の腐食があったので、この時計師さんに「リダン」できる業者さんを探してもらいまして、「リダン」をお願いしました。 帰ってきた時計は悪い意味で「別物」。文字盤のヘアラインも色も全く違う時計になって帰ってきました。「整形手術で別人のようだけれども確かにあの人だ」などという感想が最も近いでしょうか。 とても容認できるはずもなく私はその場でクレームを言いましたが、頑固な職人さんに話が通じるはずもありません。泣き寝入りしてその場を後にしました。 その後、この時計師さんがスイス時計協会FHの資格をもっていることをインターネットで知りました。なるほど、機械を直す腕は確かなようですが、顧客が何を望んでいるのかはわからなかったようです。通常「リダン」は時計師さんではなく専門の業者さんに外注に出しますが、そんな「リダン」でOKを出す時計師さんもたかが知れているなぁと思い、それからこの時計店でオーバーホールを依頼しなくなりました。 いくら腕が良くても、顧客を慮る心を失ってしまってはそれは修理成功とは呼べません。とても腕の良い時計師さんなのでしょうが、残念です。腕からしたら星5つなのでしょうが、修理金額がとても高いのと、上記の理由により星1個半の減点です。
花を贈る・気持ちを送る花屋さん
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