表千家茶道教室　大谷宗友

令和5年初釜を本懐石にて行いました。掛物は春入千林処々鶯　丸三宝は惺齋の箱書　永楽善五郎の打出の小槌　青竹花入に結び柳と紅白椿に白梅　紹鴎棚に風炉先屏風は即中斉の金砂子　松喰鶴大棗　而妙斎箱書　起幸

お軸は紅葉満山川 太玄和尚 花入は萩四方 岡田裕 作 にマンサクの黄葉と西王母椿を入れました 溜塗丸卓に黄交趾 菊水指 赤澤露石 蓋置は乾山写雲錦 善五郎 風炉先屏風は松葉松子 即中斎の写

10月は中置きのお稽古です。鉄風炉に掻き上げ灰をしました。初雁の頃です。清風萬里秋のお掛物 花所望をして花入は信楽旅枕 うたたね と云う と尋牛斎の箱書があります。

九月に入り 掛物は月 ススキと萩の画賛 西垣大道和尚 花入は虫籠 お花は釣花 桃色ホトトギス 姫金水引 竹台子のひとつ飾り 鳳凰風炉富士釜添 梔子水指等にてお稽古しました。

お軸は大綱和尚遺詠の詩 うかうかと くらす様でも瓢箪の胸のあたりにしめくくりあり 小野澤寛海和尚識 花入は蝉籠にヌスビトハギ 花筏 フウセンカズラ 平水指に蜻蛉蓋置 徳泉造 数茶をしました。

掛物は瀧 直下三千丈 太玄 鮎籠に木槿と山牛蒡を入れました。桑小卓に岩竹の水指 波に車の大棗 蓋置は蟹 徳泉造

掛物は雲収山岳青 瑞光院 前田宗源 花入は吊舟花入 大綱和尚遺詠歌箱書 お花は ノカンゾウ 時計草 桜蓼 盆香合をしました。香合は琵琶香合 今日梅雨が明けました。

掛物 山是山水是水 太玄和尚 ぶりぶり籠にナナカマドと河原撫子 檜扇貝香合 宗心箱 三木町棚 白漆竹林大棗 宗心箱 南鐐笹蟹蓋置にて

初風炉 掛物は薫風自南来 太玄和尚 方円籠に受け咲き大山蓮華 土風炉で備前伊勢崎満の水指でお運びのお点前からのお稽古でした。

掛物は春風入寿杯 入学式の親子連れを見かけるこの頃ですがお目出度い杯に桜の花びらがハラリと入る様子を春風が入ったと素敵な句ですね。即中斎の短冊軸装です。花入は長春青磁の筍 牡丹を入れました。

利休忌をしました。惺齋好み内海松貝蒔絵大口水指 松紋銀ツマミ透木釜 大樋長左衛門つくね蓋置 三重切り竹花入にて回り花をしました。

茶筅飾りをお稽古しました。お軸は暗香浮動月黄昏 梅画賛 花入は信楽焼き砧 妙蓮寺椿と鶯かずら 溜布目高麗卓 漆専堂製 新渡写菱馬水指 而妙斎好み海松貝蒔絵大棗

初釜 コロナ対策で茶事はできませんでしたが お軸は春入千林處々鶯 丸三宝 惺斎箱書 熨斗押さえ 永楽 打出の小槌 青竹花入に結び柳 紅白の椿 独楽ツナギフロ先屏風 而妙斎書付 小袋棚 にて

掛物は深雲古寺鐘 花入は善五郎の唐草花入にズイナの照葉と椿は曙が新春を待たずに膨らんでいましたので入れました

炉開きには 鶴宿千年松 即中斎の掛物で壺飾りをしました

掛物は開門落葉多 大徳寺三玄院前住職 長谷川寛州 花入 古瀬戸花入 加藤春鼎 お花は西王母椿とマルバノキ恵那錦

掛物は清風萬里秋 花入は4代久田不及斎の銘ミツモノ 秋海棠、ホトトギス、桜蓼 大板のお点前

担泉帯月帰 即中斎のお筆 水を汲みに行った時はそこに映っていた月も一緒に連れて帰る 前の句に火を分けてもらう時は煙も一緒にいただく 虫籠に矢筈芒の尾花 桃色ホトトギス 角虎の尾

松濤 黄梅院前住職宮西玄性 筆 に吊船花入 大綱和尚の書付 和歌箱に おくれしもいそぐも見えて遠〃乃 波にたがえる浦のとも舟 お花は祇園守り木槿にフウセンカズラ、ヌスビトハギ

梅雨が明けました。お軸は雲収山岳青 花入は即中斎好み方円籠に朝鮮紫苑 虎の尾 矢筈ススキを入れました。お棚は桑小卓 棗は波に片輪車 水指は染付の岩竹 蓋置に丹山作 蟹 を合わせました。