胸の横の痛みの原因に、肩甲骨の前面から外側の肋骨に付着している、前鋸筋という筋肉の場合があります。
この筋肉は肩甲骨の前進を行う作用や、
呼吸を補助する役割を持っています。
呼吸時には深く息を吸うときに働き、
その他には腕立て伏せや、ボクシングのストレートパンチ、
野球のピッチング、バレーボールのスパイクなどに
重要な役割を果たします。
そのため、このようなスポーツを頻繁に行われる方や
呼吸器疾患でひどく咳をしたりすることで、
この筋肉にストレスを与えTrpという
筋肉の硬結が形成されてしまいます。
この前鋸筋にTrpが形成されてしまうと、
呼吸も阻害され、息が長く続かない、痛くて深呼吸できない、電話がつらいなどの症状が引き起こされ、
関連痛は背中や胸だけでなく腕や手にまで痛みを飛ばします。
対処法は、上記のような前鋸筋を頻繁に使う
スポーツや運動を避け、
この筋肉の硬結を取り除いていかなければなりません。
カイロプラクティックでは、
この筋肉に関連のある背骨の調整、
さらには筋肉の硬結をストレッチや押圧(虚血圧迫)で
取り除いていきます。