Aさん 32歳男性 飲食店勤務
症例:両足の重だるさ
【問診】
強い痛みではないのですが、最近両足の疲労感が強く、
睡眠をとって休んでも
あまり足の疲労感や重だるさが取れません。
仕事上長時間立ちっぱなしになることが多いのが
原因であると考えています。
【カイロプラクティックの立場から】
神経学検査や整形学検査を行いましたが、
陽性になる検査はなく、
椎間板ヘルニアなどの大きな問題はありませんでした。
検査を進めていくと今回の足の疲労感やだるさの原因は、
骨盤周りの筋肉であることが分かりました。
骨盤周りのお尻の筋肉は、中殿筋や梨状筋などの
足に痛みを広げる筋肉がたくさんついています。
Aさんのお尻の筋肉は、立ちっぱなしの負担により、
強く緊張している状態で、触診していくと
しこりのような塊がいくつも触知でき、
押圧を加えると足に痛みが広がります。
つまりこの硬結が足の重だるさの原因と考えられます。
治療はお尻の筋肉に負担をかけやすくしている
骨盤の歪みと硬さを取り除いた後、
お尻の筋肉へ緩和操作やストレッチを行っていきました。
【施術後の経過】
治療後2日間はとても楽で、
足の疲労感はそこまで無かったようです。
その後3回の治療で骨盤の可動性を十分につけることができ、
お尻周りの筋肉の緊張感はかなり落ち着いてきました。
その後は月一回程度のメンテナンスを行うことで、
仕事上の骨盤や足への負担を取り除くことを現在行っています。
