Tさん 50代女性 会社員
症状:左腕の重だるさ
【問診】
一月ほど前に長時間の車移動で、
首を傾けた状態で居眠りをしたことで、
その日は寝違いのような状態になりました。
それから2,3日した後は首の痛みはなくなりましたが
左腕の重だるさ、違和感は残っている状態でした。
その後左腕の症状が改善する気配がないので
今回来院を決めました。
【カイロプラクティックの立場から】
神経症状を疑い、まず神経学検査を行いましたが、
感覚や反射、運動などの問題は見られませんでした。
ただ首を反る動きで、
やや症状が誘発されることが分かりました。
考えられるのは背骨の首の関節(頚椎椎間関節)の障害、
頚椎椎間関節症候群が疑われます。
頚椎椎間関節症候群は腕に痛みを引き起こします。
おそらく車で首を傾けた状態で長時間転寝をしたことで、
首の関節を痛めてしまったのが
原因ではないかと考えられます。
カイロプラクティック的にみると、
骨盤の歪み、体幹のねじれ、
頚椎下部の機能障害が存在し、
これら全ての問題が、
痛みを引き起こしている頚椎へのストレスとなり、
症状を改善しにくい状態にしていると考えられます
【施術後の経過】
調整は骨盤から整えていき、下部頚椎に
カイロプラクティックアジャストメントを行っていきました。
その後の経過はよく、
4回目の治療時にはほぼ腕の重だるさは消えている状態でした。
このような椎間関節症候群の治療は
カイロプラクティックが得意とするもので、
アジャストメントというテクニックを用いれば、
速やかに改善していきます。
