めまいの症状で多いのは乗り物酔いの結果です。
乗り物酔いとは、車や船、電車や飛行機酔いなどのことで、
脳が運動センサーから矛盾した情報を受け取ると起こります。
運動センサーとは眼、内耳の半規管(バランス調節機能を補助している)、
体の位置情報を脳に伝えている
筋肉センサーのことを言います。
症状は吐き気や全身の不快感、
回転性めまい、頭痛、疲労が現れます。
症状はその乗り物から降りれば徐々に改善されてきますが、
なるべくなら乗り物酔いになりたくないものです。
そこで重要なのは予防です。以下のことを気をつけましょう。
・ゆれが少ない座席を選ぶようにしましょう。
(車だと前部座席、飛行機の翼の上あたりの座席、
船の前方や中間のデッキ、船上デッキなどです。)
・頭と体をできるだけうごかさないようにしましょう
・顔を前方に向けて座り、体を後にもたれかける
・水平線など、遠くにある動かないものを見続ける
・本を読まない
・窓を開けるなり、新鮮な空気を吸う
・飲酒や喫煙はしない
・脂肪の少ないでんぷん質の食品を少量食べ、
においが強かったり、味の濃い食品を食べない
これでもつらい症状が出るという場合は
医師からお薬を処方してもらうとよいでしょう。
またジンジャーエールなどの
炭酸飲料も効果を示す場合もあるようです、
一度試してみてはいかがですか。
