Nさん 20代男性 大学生
症状:走るときに裏太腿に力が入らない
【問診】
部活で陸上部に所属していますが、
3週間前ぐらいから走っていると裏太腿の
ハムストリングスという筋肉に力が入らなくなってきました。
両方とも力が入りにくいのですが、
右足のほうがより力が入りにくい気がします。
ジョギング程度であればあまり感じないのですが、
スピードをあげると感じます。
以前も一度感じたことがありますが、
その時は1週間ぐらいで元に戻りました。
来週大会があるので早く治したいと考え来院しました。
【カイロプラクティックの立場から】
検査ではハムストリングスの力が
特に右側が入りにくくなっているのが分かりました。
原因はその付着部である
骨盤の歪みであることが分かりました。
ハムストリングスは、
骨盤の腸骨と呼ばれる構造物に付着しており、
特に右の腸骨が後方にねじれて
ロッキングしているため
右側のハムが力が入りにくくなっていると考えられます。
また骨盤の真ん中にある仙骨も傾いていて、
骨盤周りのバランスが全体的に崩れている状態でした。
治療はこの骨盤の関節のロッキングの開放と
傾きの調整を行うことで、
筋力低下の向上を図りました。
【施術後の経過】
一回目の治療はバランスは整った感じがするが
まだ力が入りづらい感じがするとの事でした。
2回目の治療後は経過はよく、8割ほど改善してきたようです。
3回目の治療でほぼ骨盤の状態は整ってきたので、治療終了としました。
