【問診】
高校生の頃からのことになりますが、右下半身のしびれを感じています。
また交通事故による体の歪みが原因ではないかと思っています。
2ヶ月前からその症状が悪化し、かなり辛くなってきました。
病院にてX線を撮影し、ヘルニアの可能性があると診断され、
赤外線治療を受けるようになりましたが一向に良くなりません。
動いたりしてのしびれの悪化はありませんが、疲れがたまってくるとひどくなるようです。
【カイロプラクティックの立場から】
整形学検査を行なってみると椎間板ヘルニアを確認するテストではしびれは誘発されませんでした。
また梨状筋というお尻の筋肉の伸張テストではしびれが誘発されるのが確認されました。
よってこのしびれは、主に梨状筋の過緊張により
その下を通過する坐骨神経が圧迫を受けた結果
起こっているものと思われます。
そこで梨状筋を緩める操作とストレッチをかけて緊張を取り除いていきました。
また梨状筋がついている骨盤に確認された歪みを矯正することも行ないました。
【施術後の経過】
計3回の施術で症状が元の30%にまで減っているのが確認されました。
またその後も施術を続け、計5回の施術でしびれは全く現れなくなりました。
事務などのデスクワークが長時間続くと、腰を支える梨状筋の過緊張を起こしやすくなります。
そのため合間をみてストレッチなどの適切な運動や休息をとることも重要となるでしょう。
