背骨の一番上にのっかているのが
頭蓋の後下部にある後頭骨とよばれる構造物です。
この後頭骨は背骨と頭蓋とを連ねる役割を果たしており、
後頭下筋群や上部僧帽筋のような首を動かす筋肉が多く付着しています。
後頭骨は一番上の背骨と関節を作っており、
主にうつむいたり顎を上げたりという運動を引き起こします。
そのためこの関節の歪み、硬さがあるとこの関節をまたいでいる
後頭下筋群などがストレスをうけます。
この後頭下筋群や上部僧帽筋などは頭痛の引き金筋として有名で、
このような後頭骨の不具合を放置しておくと頭痛の原因となってしまいます。
そのためカイロプラクティックでは後頭骨の調整も行います。
ただし背中や腰、首の状態が安定していないと、後頭骨も安定しづらいので、
しっかり全身を整えた上で調整することが重要です。