熱は身体の防御反応
一般的に発熱とは、体温が37.5度以上あることを指します。ウィルスなどに感染しているときに発熱するのは、身体が病原体と戦っている証拠です。また、感染でないときにも熱がでることがあります。リウマチや膠原(こうげん)病などの病気が悪化しているときや癌、熱中症で身体の内に熱をため込んでしまうときなどです。
まずは、身体を休める
発熱があるときは身体の中が頑張っているとき。無理に活動すると状態を悪化させてしまいかねません。まずはゆっくり休むことが大切です。食欲がなければ無理に食事をとる必要はありませんが、しっかりと水分補給することを忘れないでください。
熱をさげるには
熱は身体の防御反応ですが、熱が高いだけで体力を消耗したり、だるい、関節痛といった症状が出る場合もあります。身体を冷やすときには、太い血管が通っている首や鼠径部(太もものつけ根)などに保冷剤をあてると、効率良く冷やすことができます。解熱剤を使うと、効果があるうちは発熱が治まります。しかし、体調が元通りになったわけではないので、無理をせず休養を続けましょう。
葛根湯を飲む
筆者は「風邪をひきそうだな」と思ったときには、麻黄の入っている生薬(葛根湯など)をお湯で飲むようにしています。麻黄という生薬には身体を温める作用があり、汗がでると自然と解熱していくのです。生薬を飲んだら、布団をかぶって身体を温めてあげましょう。汗が出たらこまめに拭く・着替えるなど、身体を冷やさないように注意しましょう。ぜひ試してみてください。
