ノマ
和食
居酒屋
調布駅から徒歩4分(290m)
調布駅東口から少し歩いた静かな路地に、まるで隠れ家のように佇んでいた「青のこと」。その店名に惹かれて、ふと足を止めたのが最初の出会いでした。 入り口のガラス戸を引くと、照明を落とした店内に、木と青を基調にしたインテリア。カウンターには丁寧に並べられた器やグラスがあり、静かに流れるジャズが心をほどいてくれる、そんな場所でした。 この日は、店主おすすめの「おまかせ前菜盛り合わせ」からスタート。ひと皿に少しずつ丁寧に盛り込まれた季節の味。しっとり炊かれた鶏の八幡巻き、酢の物、出汁の香りが豊かな玉子焼き。どれも主張しすぎないのに印象に残る、まさに“和のことば”で語りかけてくるような一品たち。 続いて注文したのは、「銀だらの西京焼き」。しっとりと脂ののった身に、ほんのり甘く香る味噌の風味。添えられた焼き茄子と青菜も優しくて、丁寧な仕事が伺えました。 お酒は、東京近郊の小さな酒蔵の純米酒を一合。すっと口に含むと、米の甘さと酸の余韻が、銀だらのコクと見事に寄り添います。お料理もお酒も「ちょうどいい」。そんな心地良さに包まれながら、ただゆっくりと時が流れていきました。 今では店名が「々 -noma-」に変わり、装いも少し新しくなったようですが、きっとこの空気感は変わらない気がします。 あの夜の余韻は、ふとした瞬間に思い出す。調布にまたひとつ、大切な場所を見つけました。 また、あの静かな灯りの下で、季節の和食とお酒を味わいたいです。ごちそうさまでした。
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