松風軒

私は、現在は近鉄南大阪線　河内松原駅近くに住んでいます。付近を休日は自転車で散策したり、ウオーキングしたります。藤井寺市は松原市の「ほぼ隣」にあります。

藤井寺という場所は、私とっては「いてまえ打線」の近鉄バッファローズの本拠地球場があった場所というイメージがあります。球場跡には野球小僧の記念碑があります。今はある大学系列の小学校があります。半分は更地になっています。

近鉄藤井寺駅から南に　地名の由来の　「葛井寺」（ふじいでら）があります。真言宗のお寺ですが、この関西地方では伝説的な僧　行基さんの関ったお寺と言われています。

隠れキリシタンの私はお参りはしませんが、お寺さんや神社の雰囲気が好きです。清められた空気があるのです。人のよき心のあふれるパワーがあります。その空気に触れて、西側に出ればこの甘味処があります。何回か、柄にもなく「ぜんさい」をいただきました。

ぜんざいは私の出身の島根県出雲地方に由来します。この出雲には出雲大社があり旧暦１０月に全国の神々が集合すると言われています。本来、隠れキリシタンである私はそのようなことを申し上げてはいけないのですが、出身地であり評論家の立場で申し上げることをお許しください。自称評論家であります。

１０月は旧暦の読み方は「かんなつき」神無月というのは自明の理
ですが、出雲地方は「かみありつき」神在月といいます。そこから
「じんざい」→「ぜんざい」という言葉になったと言われます。
出雲地方のお雑煮は、本当に小豆とお餅です。大阪にいまず母はお正月にはこの小豆雑煮を作ってくれます。甘味は押さえていますが。ですから、ぜんざいは食事でもあります。この店のぜんざいはさわやかな甘さがあります。それから、食後にコーヒーをいただくと生き返った思いがあります。

お寺参りの後の休憩にぴったりです。ご年配の方には特におすすめでもありますが、若い方にもいいと思います。また、お菓子もおすすめです。日本情緒に浸りたい時におすすめです。