くいもの家 金子

板橋の住宅街で愛される「くいもの家 金子」。
古民家を改装したような趣のある佇まいに、
思わず足が向いてしまいます。
暖簾をくぐると、金子さんご夫妻の
温かな笑顔で迎えてくれて、
まるで実家に帰ってきたような安心感。
カウンター席に座ると、目の前では
大将が丁寧な手仕事を披露。
その所作に思わず見とれてしまいます。
まずは、おすすめの「本日の御膳」を注文。
季節の食材を活かした品々が、
心を和ませてくれます。
小鉢は三種類も付いてきて、
筑前煮は野菜の甘みが染み出て、
ほっこりとした味わい。
ひじきの煮物は、しっとりとした食感で、
出汁の効いた優しい味付けに、
思わずご飯がすすみます。
菜の花のおひたしは、
かつお節の香り豊かで、
春の訪れを感じる一品。
メインの焼き魚は、鰆の西京焼き。
じっくりと漬け込んだ味噌の香りと、
ふっくらと焼き上がった身が絶品です。
お味噌汁は具だくさんで、
油揚げ、わかめ、玉ねぎなど、
出汁の風味も豊かです。
お米は地元の農家から直接仕入れているそうで、
つやつやと輝く白いご飯に、
一粒一粒の甘みを感じます。
金子さんご夫妻との会話も楽しみの一つ。
常連さんとの和やかな話し声に、
自然と心がほぐれていきます。
お店には家族連れやお年寄り、
お一人様など様々な客層が訪れ、
みんな笑顔で食事を楽しんでいます。
夜は日本酒や焼酎も豊富で、
その日おすすめの肴と共に、
ゆっくりと時間を過ごせます。
お値段もリーズナブルで、
この味と心遣いを気軽に楽しめるのが嬉しい。
毎日通いたくなる、そんなお店です。
ごちそうさまでした！
また明日のおかずが楽しみです♪