今回はまず、坐骨神経についてご説明します。
坐骨神経は、人の体の中で最も太く長い神経で、腰（腰椎のあたり）からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで走っています。この神経が圧迫されると、その走行に沿って痛み・しびれ・感覚異常などが出ます。
これを『坐骨神経痛』といいます。
～主な症状～
〇腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎにかけての痛み
〇足のしびれ、感覚の鈍さ
〇長時間立つ・座ると痛みが悪化する
〇歩くと痛みで足が出にくい
〇前かがみや体をひねると痛みが強くなる
症状に出方には個人差も大きく、軽い違和感から歩行困難になるほどの痛みまで様々です。
～主な原因～
〇椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出し、坐骨神経を圧迫する。若い世代にも多い。
〇腰まわりの神経の圧迫
加齢や姿勢不良で神経の通り道が狭くなり、圧迫される。中高年に多い。
〇梨状筋症候群（りじょうきんしょうこうぐん）
お尻の筋肉（梨状筋）が硬くなり、坐骨神経を圧迫する。長時間座る人やスポーツ選手に多い。
〇姿勢の崩れ・骨格の歪み
長年の姿勢不良や筋力低下で身体が歪み、神経に負荷がかかることも。
～ケアのポイント～
〇姿勢の見直し
不良姿勢はお身体への負担を増加させます。
〇ストレッチや温めで血流を促す
お尻・太ももの裏（ハムストリングス）の柔軟性を保つことも大切です。
〇当院での姿勢矯正
神経の圧迫が軽くなり、腰から足への負担が減少します。
さらに、身体を支えているインナーマッスルを鍛えるEMSトレーニングを組み合わせることで、正しい姿勢を無意識でキープしやすい身体へと導いていきます。
坐骨神経痛は、痛みのある部分だけをケアしても根本的な解決にはつながりません。
多くの場合、骨盤や背骨の歪み、筋肉バランスの乱れが神経を圧迫し、症状を長引かせているからです。
当院では、まず姿勢や骨盤の状態を丁寧に検査し、どの部分に負担がかかっているのかを明確にしたうえで、歪みを整える姿勢矯正や身体を支える役割のインナーマッスルを鍛えるEMSを組み合わせた根本ケアを行っています。
「痛みを繰り返したくない」「根本からなおしたい」
そんな方こそ、当院の姿勢矯正を一度受けてみてください。
ご来院お待ちしております。
