◎ 肩こりと自律神経の深い関係
肩こりに悩む人は多いですが、その原因が単なる筋肉の疲労だけでなく、自律神経のバランスの乱れに関係していることをご存じでしょうか?今回は肩こりと自律神経の関係について解説し、症状の改善に役立つヒントをお伝えします。
○ 自律神経とは?
自律神経は、私たちの体のさまざまな機能を無意識にコントロールする神経システムです。交感神経(活動的な状態を促す)と副交感神経(リラックスした状態を促す)の2つがあり、これらがバランスよく働くことで健康な状態が保たれます。
しかし、ストレスや不規則な生活習慣などが原因で、このバランスが崩れると、血流や筋肉の緊張状態にも影響を及ぼします。その結果、肩こりをはじめとしたさまざまな不調が現れることがあります。
〇 自律神経の乱れが肩こりを引き起こすメカニズム
1. ストレスによる交感神経の優位
ストレスを感じると交感神経が活発になり、血管が収縮します。その結果、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らず、硬直しやすくなります。
2. 血流の悪化
自律神経の乱れによって血流が悪化すると、肩周辺の筋肉が酸欠状態になり、こりや痛みを引き起こします。
3. 姿勢の悪化
長時間のデスクワークやスマホの使用で姿勢が悪くなると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、肩こりが悪化することがあります。
○改善のためのポイント
自律神経のバランスを整えることが肩こりの改善に有効です。以下のポイントを意識してみましょう。
1. リラックスする時間を作る
深呼吸や瞑想などのリラクゼーション方法を取り入れることで、副交感神経を活性化させることができます。
2. 適度な運動を行う
軽いストレッチやウォーキングは、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
3. 姿勢を見直す
デスクワーク中はこまめに姿勢をチェックし、肩や首に負担がかからないよう心がけましょう。
4. 規則正しい生活習慣
質の良い睡眠やバランスの取れた食事を意識することで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
当院ではマッサージや鍼だけではなく、姿勢不良と運動不足を改善し根本的な施術を行っております。
まずは一度ご相談ください(^^)/
