◇ハムストリングス
ハムストリングスは
①大腿二頭筋(長頭・短頭)
②半腱様筋
③半膜様筋
①〜③の筋肉を合わせた総称です!
長時間座っていると痛くなる骨(坐骨)から膝関節の下の骨の裏側(脛骨・腓骨の上端)に付着してます。
ハムストリングスって変な名前って思うかもしれませんが、食品のハム(もも肉)を作るとき、上記の筋・腱を使って吊る(ストリング)していたことが由来になっているそうです。
【筋力低下を起こしてしまうと…】
・膝の靭帯損傷を起こしやすくなる。
(ハムストリングスが前十字靭帯の補助作用を
持つため)
・歩行障害
【日常生活動作ではこんな時に働きます!】
・歩いている時
・イスなどからの立ち座り動作の時
【主なトレーニング】
・レッグカール
・スクワット
・ヒップリフト
◇大臀筋(だいでんきん)
骨盤の背面から太ももの骨(大腿骨)につき、一部の繊維は太ももの外側の靭帯(腸脛靭帯)に付いている大きな筋肉です!
主に、動作はハムストリングスと共同して行います。
筋肉が大きいので、収縮する位置によって作用が異なります。
ちなみに、大臀筋が有れば、中臀筋、小臀筋もあります。それぞれ歩行動作に深く関わっている重要な筋肉です!
【筋力低下を起こしてしまうと…】
・歩行障害
・姿勢不良(立位の維持が困難)
【日常生活動作ではこんな時に働きます!】
※日常生活の下肢を使う動作全てで働きます!
・立つ、歩く、走る など
【主なトレーニング】
・ヒップアブダクション
・ヒップリフト
◇下腿三頭筋(かたいさんとうきん)
下腿三頭筋とは
①腓腹筋外側頭、②内側頭
③ヒラメ筋
①〜③の筋肉を合わせた総称です。
いわゆる"ふくらはぎ"です。
腓腹筋とヒラメ筋が1つの"アキレス腱"となって踵(かかと)に付きます。
また、下肢の血流を心臓に送り返す働き(筋ポンプ作用)があることから、"第二の心臓"と呼ばれ効率よく血液を循環の補助をする働きもある重要な筋肉です!
【筋力低下を起こしてしまうと…】
・歩行障害
・転倒しやすくなる
・足がむくみます
【日常生活動作ではこんな時に働きます!】
・歩く時
・階段の昇り降り
【主なトレーニング】
・カーフレイズ
歩きにくい、立ちすわりにモモの裏面やふくらはぎが痛い、階段の上り下りがつらいなどの症状がありましたら、是非ご相談ください!