イラスト;当社スタッフ平野画伯先生
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、
骨はからだの中で常に、新たに骨を作ること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。このバランスが崩れることでおこり、骨の密度がスカスカになってきます。
中年以後の女性に多いです。
【症状】
基本的には骨粗鬆症になっても痛みはありません。しかし、転ぶなどちょっとしたことで骨折しやすくなってしまいます。
骨折が起きやすい代表的な状況;
・重いものをもつ、尻もちをつく
背骨の骨折(脊椎圧迫骨折)
・手をついて転倒;
手首周囲の骨折(橈骨遠位端骨折)
・階段から落ちる(転落など)、しりもちをつく;
太ももの付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)
他にも、腕のつけ根の骨折、骨盤の骨折、下腿の骨折、肋骨の骨折などいろいろな骨が折れやすくなってしまいます。
【予防!】
・散歩など運動の習慣化(超重要)
運動で骨に力がかかると、骨はカルシウムを吸収しようと働きます。
さらに、運動は骨の血液の流れをよくし、骨をつくる細胞の働きを活発にします。
運動によって体の筋肉がきたえられ、転びにくくなり、骨折の防止にもつながります。
大切なことは、毎日楽しみながら続けることです!
・栄養管理
魚やキノコでビタミンD
海藻や納豆でビタミンK
牛乳でカルシウム
・日光にあたる!(超超重要!!)
ビタミンDが活性化されて、骨が強くなります
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、運動することや日光を浴びる機会が極端に減っていると思います。こういう状況が続くと、骨粗鬆から圧迫骨折などをひきおこし、安静にしなければならなくなる→動かない→動けなくなる→寝たきりと、とてもイカンことになります。
どうか、時間帯や場所、人の出などの状況をみて、積極的に外出して、散歩など運動をつづけて、元気でいましょうね!
