(イラスト;当社スタッフ平野さん)
【意識性の原則】
全身の筋肉は600を超えるほどの数があります。
トレーニング(リハビリ)の7原則の中には、"意識性の原則"というものがあり、トレーニングメニューの目的や方法を十分に理解し、実際に鍛えている部位を意識することが重要とされています。
鍛える部位を意識することで、リハビリやトレーニング効果を高めるだけでなく、ケガの予防にもつながります。是非、日頃から意識してみて下さい!
今回はしっかりと歩いたり、バランスをとるための下半身前面にある代表的な筋肉を紹介します。
◇腸腰筋(ちょうようきん)
腰骨(腰椎)から太ももの骨(大腿骨)に付着する"大腰筋"と骨盤内部から太ももの骨に付着する"腸骨筋"の2つの筋肉の総称です。「上半身と下半身を繫ぐ唯一の筋肉」と言われています。
【作用】
・太ももを引き上げる動作を主に行います。
・腰骨をS字状にキープする。
・立ち姿勢を保つ際に重力に抗う抗重力筋でもあります。
【筋力低下を起こしてしまうと…】
・バランスが悪くなる。
・姿勢が悪くなる。
・腰痛になりやすい。
・つまずきやすくなる。
【日常生活動作ではこんな時に働きます!】
・階段や段差を上るときに膝をあげる
・立位時や歩行時の姿勢維持
【主なトレーニング】
・ニーアップ
・レッグレイズ
「実際のトレーニングやリハビリの動きを教えて!」と思っている積極的な方、ご遠慮なく私たちにご連絡ください!
