緊急事態宣言解除によって新しい生活様式が求められる中、高齢者の方には、外出自粛中の運動不足により、心身の働きが弱くなること(フレイル)によって筋肉量の減少(サルコペニア)が加速し、骨や関節、神経、筋肉などが衰え、「立つ」「歩く」といった移動動作機能が低下した状態になって(ロコモティブシンドローム)、日常生活が著しく行い辛くなります。この結果、介護が必要となる状態になったりします。
実際私たちのグループ院である「小谷整骨院・鍼灸院」には宣言解除後より、「腰が痛い!」「歩けない!」「こけやすくなって困る!」と、高齢の患者様が来院される頻度が上がりました。拝見してみると、「腰椎圧迫骨折の疑い」「変形性膝関節症炎症期の症状疑い」などといった方がみうけられ、確認のため医療機関に紹介して画像診断を仰ぎ、結果「やっぱり!」といった状況になっています。
これらの患者様にはおおむね外出自粛傾向(ご自身で外出自粛を判断したり、ご家族様に外出を控えるように言われたり、など)にある印象です。
拝見してみますと、下肢筋(大腿四頭筋など)の筋委縮(筋肉がやせる)が見られ、「歩く量や頻度がへったのかな?」などと感じました。
これらのことは院長が印象として感じたものであり、データ等をとったわけではないので、「絶対!」は言えませんが、最近のニュースなどを読んでいると、あながちこの印象が気のせいではないように思われました。
予防のためには・・・
外出や運動の習慣が欠かせません!
特に高齢の方は、運動の習慣が少しでもなくなると、運動機能の衰えは時間単位日にち単位で顕著となります。
傷めたところを早く治してリハビリを積極的に行い、運動する習慣を早く取り戻してくださいね。思い立ったが吉日!始めるなら今でしょう!ということで、少しでも元気に日常生活を送ってくださいね!
私たちは、ご通院されている患者様やデイサービスご利用者様の「安心・安全」を守ることを第一に意識して皆様をお迎えしています!
わからないことやお聞きになりたいことなどありましたら、ご遠慮なく私たちにご相談ください<m(__)m>
