1. タナ(滑膜ヒダ)
誰もが持っているもので、特に身体を動かす事に何の機能もない組織です。膝関節には空間(関節腔)があり、滑膜ヒダはその中にあります。膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の間にある滑膜ヒダは、棚(タナ)の上に物を置いているように見えることからタナと呼んでいます。
2. タナ障害とは
肥大したタナが膝を曲げ伸ばしした時に膝のお皿と太ももの骨の間に挟まって痛みが発生する事です。パキッと音が鳴る時もあります。
原因としては、もともと生まれつき肥大している人、膝の曲げ伸ばしを酷使している人、また打撲や捻挫などにより痛みが誘発されることが多いです。比較的に男性よりも女性に多く、10~20歳代女性の割合が高いです。
3. 対策・予防
予防としては太もも前の筋肉(大腿四頭筋)のストレッチや、筋力強化をおすすめします。また、左右の筋バランスを調整するための骨盤調整やコンディショニング施術をおすすめします。
タナを持っているからといって痛みがでないこともあります。膝の痛みについてご不明な点があればいつでも当院スタッフにご相談下さい。
