1. 圧迫骨折とは
骨折は木がポキッと折れるようなイメージがあると思いますが、骨折にもいろいろなケースがあります。その中の一つが圧迫骨折です。背中が地面と垂直方向に力が加わる事で発生します。アルミ缶を上から潰したイメージです。
特徴として、普通の骨折とは違い圧迫骨折は潰れた骨折部は自然に元には戻りません。
2. 原因
殆どといっていいほど高齢者の方に多いです。特に女性の場合は閉経後に骨粗鬆症がすすみ、骨の強度が下がり圧迫骨折を起こしやすくなります。
・しりもちをつく
・重たいものを持ち上げる
・身体を捻る
・くしゃみや咳をする
・いつの間にかおこる(骨粗鬆のある方など) など
3. 症状
骨折部に痛みが発生し、日常生活動作でも激痛を伴う事があります。骨折により脊髄が圧迫されると筋力低下や知覚異常等の症状が出現する事もあります。
しかし、高齢者の場合は気づかぬうちに圧迫骨折をしていたり、腰を痛めたと思ったら圧迫骨折を起こしていたという場合もあります。
4. 施術
まずは安静です。体幹にコルセットを装着し時間を掛けて骨折部の安定化を計ります。そして骨折の痛みにより緊張した筋肉を手技などで柔軟性を戻していきます。
6. 予防
・何と言っても骨や筋肉を鍛えるには運動が大切!
・体のバランスを整える姿勢の矯正、コンディショニング
・ビタミンDを得るために、積極的に日光(ビタミンD合成に必要な紫外線)を浴びること(外出など)
・ビタミンDを多く含む食べ物(シイタケなど)を食べる
・カルシウムを含む牛乳を飲む
外出自粛により、自分で思っているより運動不足や身体機能が弱くなっています。健康不安等ございましたら、ご遠慮なくご相談くださいね!
