“スポーツ中” “寝ている時” “体勢を変えようとしたとき”などに突然、筋肉が緊張し
身動きがとれないほどの痛みに襲われたことはありませんか?
これは痛みを伴いながら筋肉が収縮してしまい起こる“筋肉のつり”と言われるものです。
ふくらはぎ(こむら)に起こることが多く、筋肉がひっくり返るほど痛いということから
“こむら返り” と言われるようになったと言われています。
主な原因としては“運動不足”“水分不足” “ミネラル不足”などが挙げられます。
汗をかいてミネラルが失われたり、体が冷えて血行が悪くなったり、疲労物質がたまったりすると
筋肉の制御機能が狂うことがあります。
その結果、筋肉が誤作動を起こし、こむら返りにつながると考えられています。
日常的な予防としては、アキレス腱を伸ばしたりストレッチをすると良いでしょう。
また、お風呂などで温めたりすることもいいですね。
運動後、入浴後などにはしっかり水分補給をしましょう!
今回はこむら返りをよくするツボをご紹介します!
*押し方*
3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけて徐々に離します。これをリズムよく10回程度繰り返しましょう。
また、表記されているツボの位置は目安です。実際の位置は人によって異なるので、
押してみて「痛いけれども気持ちがいい」と感じる場所を探ってみましょう。
承山(しょうざん)
ふくらはぎの痙攣、腰背部痛、足のむくみによい
【場所】 アキレス腱を膝の方に向かってなであがった時に止まるところ
陽陵泉(ようりょうせん)
筋肉の痛みや痙攣、膝痛、下肢痛、腰痛によい
【場所】 膝の外側の骨のでっぱりのすぐ下のくぼみのところ
(外くるぶしから膝の方へなであがった時に触れる骨の少し下)
こむら返りが起きて伸ばすときは
足の指を持ち、体の方へと引き寄せ、アキレス腱を伸ばしましょう。
無理やり一気に伸ばすと筋肉が損傷し、肉離れを起こすことがありますのでゆっくり伸ばしてくださいね。
