ダンススタジオを経営しております。皆様の忌憚のないご意見お聞かせ下さい
ダンスを始めたのは中年になってから。学生時代はダンス部なんてのはなかったし、あっても社交ダンス。始めるきっかけは、通っていたスポーツジムにR子さんという綺麗なダンスインストラクターのお姉さんがいたから。
当時はラップが音楽と認知されてきてズンとして繊維が伸びたようなストリートファッションがカッコいいと思われてきていたころ。
いわゆる不純な動機で始めたのだが、いざ始めてみてからが大変だった。
まず、アップとダウンのリズムが合わない。
アメコミと日本のアニメを観ているとよくわかるのだが、キャラクターの歩き方が
向こうの歩き方と根本的に違う。スッスッて歩き方ではなく、いわゆるエンカウントを取った歩き方。
他にも、パドブレやクラブステップ、ニュージャックスイング等覚えなきゃいけない
ステップもたくさんある。
不純な動機がわかったのだろうか? 綺麗なインストラクターのお姉さんにもいつも注意される。
でもへこたれなかった。負けたくなかった。綺麗なお姉さんはどうでもよくなった。
HIPHOP (Old School)が好きになった。とても好きになった。
もともと洋楽が好きだったこともあってハマってしまった。
当時はジャネットジャクソンの曲が流行っていて曲をかけながらアップやダウンのリズム取りの練習をしていた。
ハマってしまって、東京中の他の先生のレッスンに遠征もしたし、HIPHOPだけでなく、ロックダンスやハウスダンスも習った。
でも、このようにハマったけど決して上手くはならなかった。
当時から身体が固いと言われていたけど柔軟体操が苦手だった。ある先生にHIPHOPは手の動き(アームス)が大事だと言われていたけど聞いていれば良かった。HIPHOPはノリでいくもんだと思っていた。
動きが小さいとも言われた。
これは綺麗なR子先生がカリスマインストラクターで人気があり、いろんなところからお弟子さんが習いに来ていた。いつも会場は満員。後ろの方で隣の人にぶつからないようにして踊るので自然と動きが小さくなるよね。
でも、キャッチは驚くほど早いと思う。何しろ年季が入っている。
好きな音楽に合わせて振りを覚えるのが好き。
僕らの時代はバブルが弾けリーマンショックあり、失われた30年といわれる勤め人にとって大変な時代だった。
そんな時自分を助けてくれたのがダンス。ダンスに恩返ししたい。