アナログとデジタル(その9)
色々な例を挙げてアナログとデジタルについて説明をしましたが、まとめると次の様になります。
「アナログは自然界の神羅万象の動きであり連続的な表示であるのに対し、デジタルはコンピュータが扱いやすい様に人工的に作り出したもので離散的なデータ表示である。」
デジタルの数字の変化は非常に細かく記録しているので人間には連続しているように見えます。つまりアナログのように自然な感じに見えたり聞こえたりします。
今回はアナログとデジタルについて紹介しました。感覚的に何となくわかったと思いまが、それぞれのメリットとデメリットを整理すると以下の様になります。
アナログのメリット
・直感的なデータ表示で分かりやすい。
・データ転送速度が早く、微妙なニュアンスまで表現可能
・同じものの復元がされにくい(セキュリティ上はメリットだが、デメリットになることも…)
アナログのデメリット
・データが劣化してしまう
・ノイズが入りやすい
デジタルのメリット
・劣化に強く保存が可能
・保存、複製した時にデータが変質しにくい
・誰がみても客観的なデータ表示が可能
デジタルのデメリット
・細かいニュアンスの再現性が乏しい
・アナログからデジタルに変換する作業を伴うため一般的にはアナログより遅い
以上のような特徴があり、仕事上で何かを計算する場合や、多くの人と共通認識の元で議論を進める場合には、圧倒的にデジタルの方が優れていると思います。
しかし、個人的な話になると、デジタルの方が白黒付け易く合理的で良いという意見もあれば、アナログの方が情緒的で感性に合うなど色々と意見のちがいが出てくるところだと思います。そうなるとアナログとデジタル、どちらが良いとか悪いとかではなく、好みの問題にも影響される部分がかなり含まれると思います。
さて、あなたは、時計はどっち?メモを取るとき、キイボード入力?紙に鉛筆?趣味の音楽はレコード?CD?
