アナログとデジタル(その3)
アナログの代表として定規を考えてみます。
あるものを測定した結果、2.4cm でした。しかし、よく見ると 2.4cm と 2.5cmの間になっているので、2.45cm とみる人もいるかもしれません。いやいや、2.45cmよりも2.5cmに近いので2.47cm位かもしれないと読む人もいるかもしれません。この様にアナログの場合はどこまでも細かくなります。
この長さが、2.47135624cmだったとします。もちろん定規ではそこまで読み取れません。
しかし、実際にそんなに細かな値が必要かと言われたら、大多数の人が要らないと答えるでしょう。「だいたい2.5cmくらい」で十分でしょう。この様にアナログでは、どこまでも細かい数を出すことができます。実際のところ実生活ではそんなに細かい数は必要ありませんが、精密機械などでは細かい数字が必要となる場合もあり、ノギスやマイクロメータなどが作られ精密な測定が出来る様になりました。しかしそれも限界があります。
