スタッフ紹介にも記載していますが、当塾講師の趣味はマラソンです。マラソン歴は長いものの、会社を定年退職してから自己流で始めたので、ハーフまでは何とかなったのですが、フルとなるとかなり苦しい!
10月14日は名取市近郊で「東北・みやぎ復興マラソン」が開催され、フルマラソンに参加しました。東日本大震災の浸水エリアがコースとなっており、復興状況を見ながらのランニングです(実際にはあまり辺りを見回す余裕などないのですが…….)。毎年、復興工事の進歩状況に合わせ、コースを選定しており、参加するたびにコースが変わり、復興の歩みを感じられる景色も魅力のひとつです。
また、コースの高低差は少なく、ほぼ平坦でまっすぐな道のため、初心者のランナーもベテランランナーも走りやすく、「初マラソン完走」や「自己新記録更新」も期待でき、人気の大会になっています。そのためか、日本全国からランナーが集まり、約13000人が参加していました。
今回は、大会の3週間前に右膝を痛めて、あまり練習が出来なかったので、記録は度外視して、沿道の声援や、給水所(エイド)での美味しい食べ物を充分に味わいながらゆっくりと走りましたが、関門不通過で救援のバスに拾われるのだけは無いように、完走を第一目標に頑張りました。
また各エイドでのボランティアの方々とランナーの会話など今までとは違った楽しみがありました。
何番目かのエイドで提供されている「はらこ飯」を食べた福岡からのランナー。
「なにこれ、すっげーうまい!」
給水所のおばちゃん「こいずね、『はらこ飯』て言うのっしゃ。鮭の卵のこと、『はらこ』って言うの!」と原語で答えていました。
福岡からのランナーは、頭にクエスチョンマークを一杯出しながら、2杯目を食べていました。
また、広島からのランナーとアナウンサーのやりとり。
「復興マラソンに参加してくれてありがとう。どちらから?」
「広島です」
「それじゃ、これが終わったら飛行機で帰るの?」
「いや、この後、支援のため国分町でお金を使って明日帰ります。」
元気のいい返事が返ってきました。
