「ドライマウス」という言葉を聞いたことがありますか？
言葉のとおり、ドライマウスとは、お口の中の水分がなくなり乾燥している状態をいいます。
お口の中は、耳の穴や鼻の穴、生殖器と同様、粘膜に保護されていなければいけないところ。
ということは、乾燥している状態というのは「異常事態」であることが想像できます。
ドライマウスになると、お口の中を菌から保護する機能や歯の再石灰化を促す機能が低下します。
そのため、口内炎や口角炎になりやすくなったり、虫歯や歯周病を悪化させる可能性があります。
また、乾燥から発音しづらい、食べ物が飲み込みづらいなど、日常生活に支障をきたすような症状もあります。
もし、虫歯や歯周病が悪化すれば歯を失うことも考えられるのです。
そこで大事なのが、唾液の存在です。
口が乾燥しやすい方は、意識して唾液を出すように心掛けましょう。
・唾液を出すツボを押す
・ガムを噛んだり、飴をなめる
・意識して口を閉める
・口のマッサージをする
など、日常生活のなかで意識してみてください。
ガムや飴は、キシリトールが配合されているものであると虫歯予防にもなります。
もし、お口の乾燥の症状が続く場合には、ご相談くださいね。
原田歯科・矯正歯科クリニック
