「先んずれば即ち人を制す」という故事成語があります。
人より先に事を行えば人を抑えることができるという意味の故事成語です。同じような意味の言葉に、「先手必勝」があります。
一方、「急がば回れ」「急いては事を仕損じる」など、何事も急ぎすぎては駄目で、慎重に行動するべきであるという意味の、真逆の意味の言葉もあります。
これらの言葉は矛盾するようですが、実は、同じことを言っている言葉です。
なぜなら、人より先に事を行えば(つまり、回り道をするように見えても事前の準備を慎重に行っておけば)、人を抑えることができる(つまり、事を仕損じることはない)と言えるからです。
これは、勉強でも同じことが言えます。テストのため、その2・3週間前、さらには普段の学校や塾の授業から、テストに向けての事前の準備を慎重に行っていく必要があるとい
うことです。また、テスト1週間前からは、普段行ってきた勉強の総仕上げと記憶漏れのチェックをしていく必要があるということでもあります。
決して、テスト前日に詰め込み勉強をしてはいけません。なぜなら、そのような付け焼刃的な知識はすぐに忘れてしまい、記憶に残らないからです。さらに、無用な焦りを生んで
しまうからです。テスト前日は軽く学習内容の確認をするだけにして、十分な睡眠時間を確保することをお勧めします。
テスト当日の脳のパフォーマンスを最大にするためです。
「勉強不足」はもちろん、「寝不足」「焦り」が、勉強の最大の敵であることを肝に銘じておきましょう。
塾では、以上のような、「先んずれば即ち人を制す」「急がば回れ」を意識させるような適切な環境を整え、適切な指導で生徒たちを導いていきたいと考えています。
進栄セミナー稲垣
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