茶屋町で「きものサロン凛」という呉服販売業を営んで○年。
一般の呉服屋さんでのお客様の層というと、平均年齢60〜65歳ぐらいかと思いますが、きものサロン凛では、35〜40歳の方が多くお見えになります。
着物というとどうしても高い物というイメージがつきまといますが、店主の私自身、若い方にもっと着物を着てほしいという思いから、 リーズナブルで質の良い物を取揃えさせていただいてます。
木綿やデニムの着物といった、カジュアルなアイテムも多くございます。
近頃では、若い女性の方はもちろん、男性の方でも着物を着る方が増えていますので、男物の良い品もご提供しております。
何より、きものサロン凛で力を入れていることは、着物を着る機会を作ることです。
2ヶ月に1回、「凛の会」という催し物を行ったり、NPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」として、 着物を着て町を散策するメンバーを募ったりするなど、普段から着物を着る機会を設けるようにしています。
茶屋町はこの20年ほどで大きく変わりました。
若者向けの商業施設が増え、人の流れが激しくなる一方、昔からの住人が少なくなり、近所のつながりが希薄になりましたね。
しかし、最近は新しいお店の方が町内会に参加したりして、新たなつながりが生まれているのも事実です。
若い人にこそ、気軽に足を踏み入れていただいて、着物の素晴らしさを発見していただきたいと考えています。