2月も後半になりあっという間に2023年も2カ月が過ぎようとしています。
ご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年も皆さまの健康づくりのお手伝いが出来ればと思います。
よろしくお願いいたします。
今回は、捻挫や肉ばなれ、突き指、寝違え、ぎっくり腰などのけがをしてしまったり、肩や腰など筋肉の張りや関節のいたみが出てしまった際に、患部を温めたほうがいいのか、冷やしたほうがいいのか(アイシング)迷ってしまった際の対処法についてお話したいと思います。
まずは温めること、冷やすこと(アイシング)によって期待できる効果を説明します。
【温める】
・血管を広げ血液やリンパ液の循環の促進
・細胞の新陳代謝の亢進
・筋肉の緊張の緩和
・いたみの抑制
・皮下出血、血腫の消退
【冷やす(アイシング)】
・炎症抑制
・損傷部のいたみの緩和
・血液循環への影響
・筋肉の緊張の緩和
等が挙げられます。
このことから、肩や腰など筋肉の張りや鈍痛、関節の痛みなどは血流等循環を良くするために温めていただくとよいかと思います。
捻挫や肉ばなれ、突き指、寝違え、ぎっくり腰などの急にいためてしまったものは、今まではいためてしまった箇所には炎症を抑える為に冷やす(アイシング)を行ってきました。
しかし最近では、けがをした際に起こる炎症は回復する際の人間の身体の自然な反応で、それを押さえるアイシングを実施すると逆に回復が遅れてしまうことがあるということが分かりました。
その為、継続的にアイシングを行うというよりかは、受傷直後のいたみがひどい場合はアイシングを行い、いたみが多少引いたらアイシングをやめるという形をとるといいのではないかと思います。
どちらのお痛みも温める・冷やすとういう方法はあくまでもセルフケアとしての応急処置にはなってしまいますので、痛みや腫れ、違和感が引かない場合はお早めにご相談ください。
