今回はシンスプリントについてお話します。
脛骨過労性骨膜炎ともいい、運動時や運動後に下腿の内側に慢性的ないたみが起こることを言います。
はじめは運動時のみ、脛の辺りに不快感や軽い鈍痛をかんじます。
だんだんひどくなっていくと、運動後や症状が強い場合は、歩く、階段の昇降等日常生活でもいたみが生じます。
また、押すといたみが出たり腫れます。
骨にいたみをかんじるが原因は骨の周りを覆っている骨膜が炎症起こしています。
原因は、繰り返しのランニングや過度のジャンプ等オーバーユースで起こる場合が多いです。
その中で、フォームが悪かったり、靴が合わない、偏平足や回内足、コンクリートでの走り込みやトレーニングで負担がかかっていたりもします。
また、筋力や柔軟性の低下でも起こることがあります。
いたみが強いときは運動(特にランニングやジャンプ等)の中止や運動量を減らします。
ランニングやジャンプの代わりにエアロバイクや水泳などの足に負担のかからない運動をすることで体力の低下を防ぐことができます。
脛を押していたみがなくなったらウォーキングから徐々に再開します。
その際急に動きすぎるとまたいたみが出ることもあるので十分に気をつけながら行う必要があります。
また、股関節や足関節、アキレス腱や下腿の筋肉が固くなっているとすねへの負担が強くなるので、マッサージやストレッチ、電気などで柔らかくすることも大切になります。
大会があったり、ポジションが変わったり、身体の使い方が変わったりと身体に負担のかかりやすい季節です。
暑い夏、当院でもしっかりとお身体のサポートをさせて頂きます。