捻挫とは、捻り挫く(ねじりくじく)ことを言います。
靭帯(骨と骨をつないでいて前後左右と必要以上に動かないようバンドの役割をしているもの)や
関節包(関節を包んでいる袋のことで、関節の運動が円滑に行えるように機能しているもの)に
許容範囲を超えた動きが与えられて引き伸ばされたり、傷ついてしまうけがの事です。
主に、身体を支えている足首や膝に多く見られます。
今回は足首の捻挫についてお話したいと思います。
足首の捻挫は、スポーツ時(特にサッカー・バレーボール・バスケットボール)や
階段・段差で足を踏み外したり、引っかかてしまった時、ヒールで歩いている時に
くじいてしまうなど日常生活でも多く見られます。
症状としては、軽度・中等度・重度に分けられます。
①軽度(微小損傷):靭帯が伸びていたり、引き伸ばされている状態で関節包には異常ありません。
②中等度(部分断裂):靭帯が部分的に断裂し、関節包も損傷している状態
③重度(完全断裂):靭帯・関節包が断裂し関節が不安定な状態
当院での施術方法としては、いためたばかりの状態であれば腫れを防ぐためにアイシングや包帯固定をし、
症状をみながら靭帯や関節包に対してのアプローチや、周囲の筋肉や関節を調整したり
いたみが落ち着いてきたら負担のかからない程度・強度の筋力トレーニングを行います。(※再負傷防止)
※包帯固定は長い期間してしまうと血液循環が悪くなったり、周囲の筋肉や関節が硬くなってしまうため
きちんと見極めながら行ってます。
日常生活に支障がきたさない程度になるまで、軽度(約2週間) 中等度(約2~4週間) 重度(約3~6週間)かかります。
足首の捻挫は、普段生活している中でも起こってしまうけがです。
もし、”くじいていまった”とかんじたら是非当院にご相談ください!