こんにちは鍼灸師の大舘です。
はりきゅうシリーズ第一弾、ツボについてお話します。
東洋医学では体内に気(エネルギー)が循環していると考え、その道のことを経絡(けいらく)と呼びます。
その経絡の要所(ポイント)を経穴(ツボ)と呼びます。
ツボとは「重要な」という意味を持ちます。「ツボを得た」という言葉はここからきているのです。
ツボは気の通り道の要所であり各器官や臓器と結びついているので、臓器の調子が悪くなると経絡を伝う気が乱れて、ツボにいたみやコリといった反応が出ます。
そのツボを刺激することで気の乱れを整え、血行促進や自律神経などを整えることで臓器の働きを向上させることが期待できます。
コリやいたみといったツボが発信するサインによって目に見えない経絡や内臓の不調に気づくことができるのです。
ツボに関して科学的根拠が解明されていませんが、身体と向き合う施術法として古くから親しまれているのです。