身体の不調は、「肉体的な疲労の蓄積や使い方のクセなどにより痛みが出る」と一般的には言われています。確かに無理な姿勢や過度な使い方は痛みを引き起こします。
しかし、難しい症状の根源はそれだけではありません。そこに「精神的疲労の蓄積」「対人ストレス」「プレッシャー」なども複雑に混じり合ってきます。
そのため体ばかりに注目していても、症状は変わりません。
大切なことはカウンセリングによる〝根源の特定″です。患者さんの生活スタイル、生活背景、行動のパターン、思考のクセなどを細かく見ていくと、症状を引き起こしている問題点が浮き彫りとなって見えてきます。
これは、数々の症例を見てきたからこそ断言できます。実際に「病院機関に訪れる患者の40%が精神的要因と関連している」という統計データがあります。
いまこのページを読んでいる方も心当たりがあるのではないでしょうか?
そのため、施術の前にしっかりカウンセリングを行い、患者さんの話だけを聞くのではなく、話している最中の動き、クセ、思考パターン、生活背景から患者さんの症状の根源を探ることが大切だと私は考えます。