こんにちは、たか接骨院の竹井です
今回は皆さん一度はなったことがあるであろう筋肉痛についてのお話です
皆さんが筋肉痛になるとき、スポーツや慣れない日常動作をした翌日などに症状が出ることが多くないでしょうか?
運動後の筋肉痛は、このように痛みが遅れてやってくるのが特徴で、「遅発性筋肉痛」と呼ばれます。
筋肉痛は、どうして起こるのでしょうか。実は、医学的にははっきりと解明されていませんが、「筋肉がダメージを受けることで、炎症が起き、痛みが出る」という説が有力とされています。
筋肉痛の症状が出るのに少し時間が掛かるのはなぜなのか、それは筋肉の構造が関係しています。
筋肉はそうめんのように細い「筋線維」の集合体で筋線維がたくさん集まって束になり、その束が集まったものが筋肉なのです。
そして、筋線維は「筋膜」と呼ばれる膜に包まれています。
激しい運動で筋肉に大きな負荷がかかると、筋線維がダメージを受けて損傷します。
しかし、筋線維には痛みを感じる「痛覚」がありません。
筋膜には痛覚がありますが、この時点では筋膜には何の変化も起きていません。
しかし、筋線維がダメージを受けると、炎症が起こります。
そして、炎症を起こした筋線維の組織を取りのぞくために、血液中の掃除屋さんである「白血球」が集まってきます。
ただ、白血球は掃除をすると同時に、腫れや痛みを引き起こす「発痛物質」である「ブラジキニン」や「プロスタグランジン」などを放出し、筋膜にある痛覚を刺激し痛みとなるのです。
筋肉痛が遅れてやってくるのは、発痛物質が発生するまで痛みを感じないからなのです。
次回は筋肉痛を早く治す方法と予防法についてです