「つる」ということは、自分の意思とは無関係に筋肉が勝手に収縮して、痙攣を起こしていることです、その痙攣により神経が刺激され、激痛が伴ってしまうこともあるのです。
つる原因
筋肉の疲労
筋肉が伸びていることを感知するセンサーである筋紡錘(きんぼうすい)というものがあり、筋肉が伸びている状態を脳に伝えることで、脳が適切な指示を出せるようにサポートしています。
しかし、筋肉の疲労によって筋紡錘に異常が起きてしまうと脳が筋肉の状態を理解することができなくなり、適切な命令が出せなくなってしまいます。
その結果、脳が筋肉に対して必要以上に「縮みなさい」という指令を出してしまい、つってしまいます。
特につりやすい部分であるふくらはぎや足の裏がつる人の中には「それほど激しい運動はしていないのだけれど」と思う人もいるかもしれません。しかし、実際には同じ姿勢を長く続けたときの疲労感なども筋肉疲労に含まれます。つまり、デスクワークなどでずっと椅子に座り続けた場合に感じる倦怠感も、筋肉疲労の一種で激しい運動をしなくても、筋肉疲労は発生します。
水分不足
カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムといった血液中に存在しているミネラルイオンのバランスが崩れると、イオンをつかった筋肉からの信号がうまく出なくなったり、筋肉が正しく働くためのエネルギ−の補給が間に合わなくなったりしてつりやすくなるとされています。
血流量の低下
運動不足やストレス、身体の冷えなどによって血流が低下するとミネラルなどの栄養素を体全体に行き渡らせることが出来なくなって、つりやすくなってしまいます。
次回はつらない為の予防法やつってしまった時の対処法を紹介します