こんにちは!!5回目の今日は野球肘・テニス肘についてのお話です!!
スポーツによって肘にいろいろな障害が起こり、そのスポーツの名前をとって野球肘、テニス肘などと呼んだりします。
野球肘
投球時に生じる肘の障害の多くは、子供の肘の内側に起こります
ボールを投げる動作は、単なる肘の曲げ伸ばしだけでなく、捻りの動作も加わり、肘の内側では靱帯や筋肉が引っぱられ、外側では圧迫力と捻りが加わります。
さらに成長期は関節の軟骨や、筋肉、骨が未熟で弱くこの時期に投球過多を繰り返すと肘の内側で靱帯や筋肉が付いている部分の炎症が生じ、これを医療用語で上腕骨内側上顆炎と言います。
初期では投球動作時の痛みが気になり、進行していくと肘の運動痛や運動制限が生じます。
テニス肘
テニス肘の多くはバックハンドでの肘の外側の痛みですが、サーブ・スマッシュで内側を痛めることもあります。
ラケットなどを握るときに、指や手の関節を曲げたりのばしたりする筋肉に力が入ります。その筋肉は肘周辺に付いていて、その付着部が負担をくり返し受けることで、筋肉や靭帯が部分断裂、炎症をおこし、多くは肘の外側が痛むようになります。
この障害は、テニスをする人に多いのでテニス肘と呼ばれていますが、 労働や家事でも発生するもので腕の肘に近い部分の外側に炎症がおこり医療用語では上腕骨外側上顆炎といわれています。
ラケットを握ることやボールを打つ際の肘の外側の痛みは当然ですが、握力の低下やタオルをしぼったり、物を掴んだりする日常動作でも痛みが出ます。
野球肘、テニス肘どちらも予防するには練習の前後だけではなく日頃から適度な運動やストレッチなどで筋肉のバランスや柔軟性を付けることでケガしにくい体を作ることが大切です。
原因は腕回りの使い過ぎによるもので、肘に違和感や痛みが出た場合は安静にし、サポーターなどで保護しましょう。
それでも痛みが変わらなければ医療機関や接骨院の受診をお勧めします。