カラオケで周りを「おっ！」と唸らせたい、SNSで自分の歌唱動画をもっと良く見せたい、
あるいはステージで堂々と歌い上げたい…
人前で歌う機会が増える中で、「もっと歌が上手くなりたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は、あなたの歌唱力を飛躍的に向上させ、人前で自信を持って歌えるようになるための秘訣をご紹介します。
歌唱力向上のための基礎を徹底！
歌が上手くなるためには、まず土台となる基礎をしっかりと身につけることが重要です。
➀正しい呼吸法をマスターする
歌唱の全ての基本は「腹式呼吸」です。
腹式呼吸は、お腹の筋肉を使って横隔膜を上下に動かす深い呼吸法で、
肩や胸に力を入れずに喉をリラックスさせることができます。
これにより肺活量が増え、息が長く続くようになり、声量アップにも繋がります。
仰向けに寝て呼吸をしてみると、自然と腹式呼吸になっているため、感覚を掴みやすいでしょう。
➁「喉を開く」感覚を掴む
歌を上手く歌うためには、唇を大きく開けることよりも「喉の奥の空間をできるだけ大きく広げる」ことが大切です。
喉が開くと、声に響きが生まれ、抜けが良くなり、声量がアップし、喉の負担を減らすことができます。
喉が開く感覚を掴む方法としては、あくびをする時の口の中の感覚を覚えておくことや、
口笛を吹く時のように口先を丸めて「ホォー」と息を吐き出す、
あるいは寒い時に手を温めるように「ハァー」と息を吹きかける練習などがあります。
歌っているときに喉仏の位置が過度に上がらないように意識し、
適切に「声帯閉鎖」を行うことも、より良い発声に繋がります。
➂毎日の発声練習
ウォーミングアップとして、また日頃の練習として「リップロール」と「ハミング」が効果的です。
リップロールは、唇を閉じた状態で空気を吐いて、「ブルルル」と振動させるボイストレーニングです。
これにより、声帯をリラックスさせ、喉周りの筋肉をほぐすことができ、
歌の途中で声がつまったり息が続かないといった問題を改善し、力まずに歌いきる発声を身につけられます。
ハミングは、口を閉じて「んー」という音で鼻を通じて発声する方法で、いわゆる鼻歌のことです。
音が体内に響くので音程の練習になるほか、鼻を使う感覚が鋭くなって高い声が出やすくなり、
口を閉じているため自然と腹式呼吸がマスターできる効果も期待できます。
ハミングの際は、喉をリラックスさせ、鼻腔に声が響く感覚を意識しましょう。
➃魅せる歌唱力を高めるコツ
基礎を身につけたら、次に表現力を磨き、人前で魅力的に歌うためのコツを意識しましょう。
正しい姿勢とマイクの持ち方： 歌う際の正しい姿勢は、顎を引き、背筋を伸ばし、骨盤をキュッと前に出すことです。
これにより、空気の通り道や声帯が閉まるのを防ぎ、声が出しやすくなります。
また、マイクは声が響く口に対して斜め下45°の向きに持ち、マイクの頂点が口の方向を向いていることが重要です。
➄リズム感を磨く
ダンスと同様に、歌も曲のリズムに合わせて体を動かすことが、キレのある歌唱に繋がります。
メトロノームの音や音楽のテンポに合わせて、手拍子や膝を軽く屈伸させてリズムを取る練習も効果的です。
➅歌詞を明確に発音する
歌が上手く聞こえるためには、歌詞の「子音」と「母音」をはっきりと発音することが大切です。
リズム感のある曲や洋楽では子音を意識すると良い一方、
ロングトーンの際は母音がぼやけないよう、ストレートな発音を意識しましょう。
➆自信を持って歌う
K-POPアイドルがポージングを決める際に「恥ずかしがらず堂々とポーズを取る」ことが重要であるように、
歌唱においても自信を持って堂々と歌うことが、聞く人に良い印象を与えます。
自分にとって高すぎず低すぎない、最も歌いやすいと感じる曲を選ぶことも、
自信に繋がり、思い切り声を出すきっかけとなるでしょう。
