鮨絲

結論から言うと、すすきのでリーズナブルな価格で、
美味しく味変をいろいろと楽しんで、
満足出来た海鮮丼とは初めての出会いでした。

週に一度、月曜のみのランチと言う事で、
なかなか行く機会がありませんでしたが、
予定を組んで遂に行くことが出来ました。

初めに着席すると、おしぼりと冷たいお茶が、
丁重にカウンターにセッティングされました。

店内、凛とした落ち着きのある和の静謐さで、
清潔で、秩序ある空間が好ましく感じました。

見た目にすすきの勤めのお客さんが多いようですが、
礼儀マナーが良い客層で安心してランチが出来ます。

接客は極めて丁重で、大将も、若い職人も腰が低く、
帰る際は玄関まで大将が見送ってくれて恐縮でした。

気持ちの良いおもてなしを感じる接客に満足度は高いです。

初めにサラダと共にピンクソルトとレモンが置かれました。
トマトや、赤と黄色のパプリカ、レタス、赤カブ、水菜、豆腐が入っていて、
どれもシャキッとフレッシュ感あるサラダで、とても爽やかな気分になれます。

ドレッシングも用意してあるので、必要であれば何なりとお声がけくださいと、
簡単に説明を添えてくれて料理や調味料などを置いてくれます。

黒豆納豆、とろろ、卵黄、漬物がカウンターのつけ台に配され、
サラダのクオリティーの高さから、否応なく期待感が高まっていきます。

黒豆納豆は、黒々として美味しそうです。
艶々の美味しそうな卵黄もスタンバっている様子を見て、
すぐに食べたいはやる気持ちを押さえながら海鮮丼を待ちます。

つけ台に乗せられた、それらの海鮮丼の別盛り食材は、
そのままで別々に食べても、海鮮丼にトッピングして食べてもいいとの事で、
後に、海鮮丼後半戦で、トッピングする事で、それぞれの食材との融和は、
調和が取れていて、それぞれの食材の持ち味が、海鮮丼に味の複雑さを生み、
複層的に味わいが増し加えられ、卵黄のコクと、
とろろと納豆の粘りによる食感の変化が楽しめて、
更に美味しさが増幅して感じられました。

ところで、肝心の海鮮丼の内容ですが、
甘エビ
赤身
中トロ
ホッキ
トビッコ
イクラ
タコ
イカ
ヒラメ
ホタテ貝柱
カレイ
玉
たくあん
カイワレ大根

イカは岩塩を振って、レモンを数滴たらして食べると美味しい味わいでした。

全部網羅してない、或は刺身ネタの内容に差異があるかも知れませんが、
海鮮がボリューミーで、色々な種類の海の幸が楽しめた海鮮丼は美味しく満足でした。

酢飯は、２種類の赤酢をブレンドし、赤酢のもつ独特の力強さと風味が最大限引き立つように、
調合しているそうで、これは酢飯だけ食べても美味いと感じる味わいです。
ほんのり効いたまろやかな酸味と、優しい甘みと、程よい方さの炊き加減で、米質の高さも感じられます。

味噌汁は毛蟹の出汁が効いていて、これも美味しい味噌汁でした。

唯一残念だったのは、カレイの刺身でしょうか。
ちょっと水っぽい食感で、しっかり昆布〆して、
程よく水分が抜けて身が締まるといい感じです。
（ヒラメかも）

夜への呼び水としては十分効果的な魅力あるランチでした。
実際自分もランチを食べてから夜行ってみたくなりました。


☆☆☆次回予告編☆☆☆

また食べたいと思わせてくれるレベルの高いランチの海鮮丼で、
接客も丁重で気持ち良く、居心地も良いと感じた優良店でした。