肩の関節は体の中でも特に動く範囲が広く、その分だけ外れやすい関節でもあります。スポーツや転倒などで、腕の骨の先端(上腕骨頭)が肩甲骨のくぼみ(関節窩)から外れてしまう状態を「肩の脱臼」といいます。
また、完全に外れる「脱臼」とは異なり、一時的にずれて戻る「亜脱臼」という状態もあります。亜脱臼は軽く見られがちですが、関節の中では軟骨や靭帯が傷ついている場合もあります。実際に、MLBの大谷選手も2024年のワールドシリーズ中に右肩を亜脱臼し、関節唇を損傷し手術を受けたと報じられています。
肩関節は「ボールと浅い受け皿」のような構造で、動きやすい反面、外れやすいのが特徴です。肩を支える筋肉や靭帯が損傷すると、何度も外れてしまう「習慣性脱臼」に移行することもあります。
60代の男性で、寝ているときに無意識で腕を挙げた際に脱臼してしまうというケースもありました。このように、繰り返す脱臼は日常生活に支障をきたすこともあります。
肩の脱臼後は、関節唇や靭帯の損傷の有無によって再発のリスクが変わるため、自己判断は禁物です。関節の安定性を保つためには、筋肉のバランスを整えることや、肩の動かし方を見直すことが重要です。
くめ鍼灸整骨院では、肩の状態を丁寧に確認し、必要に応じて提携病院への紹介も行っています。肩の脱臼や亜脱臼が気になる方、再発が心配な方はお気軽にご相談ください。
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