今回は特殊な腰痛について書いていきたいと思います。
その方は腰から臀部、足にかけて痛みとだるさが強く出ると言われて来院されました。
詳しくお話を聞くと、数か月前にコロナに感染し、非常に強い咳を何回も繰り返したら咳の衝撃で腰を圧迫骨折してしまったと言われました。その後、数か月経っても腰から臀部、足にかけて強い痛みと座っているだけでもだるさが強く出るようになって後遺症みたいになってしまったと困っておられました。
さらに検査をしていくと、
◆身体を反らすと腰に激痛が発生する
◆座っていると臀部と足がだるくなってきて横になりたくなる
◆横になっていると痛み、だるさはない
◆足が痺れる時がある
◆背中をトントンと軽く叩くと響くような痛みが出る
などなど
圧迫骨折の後遺症が出ているような状態でした。
そこで、特に神経や筋肉の炎症に効果が高いとされるハイボルテージという電療を骨折部と周辺に当てさせていただくと、本人様も骨折して後遺症のようになっている部分や周辺に電気が当たると特に強く感じ、それ以外の場所では強く感じないので悪くなっている場所がよく分かると感心されていました。1回目のハイボルテージ療法と手技で急激に楽になったと言われていました。
咳で骨折するの?
咳で骨折が起こるなんてびっくりされるかもしれませんが、咳やくしゃみは実は体に与える衝撃がかなり強く、繰り返すと体力の消耗も顕著に現れるようになり、さらに繰り返すと骨折さえ起こりえます。
なぜ痛んだり痺れたりするの?
今回の圧迫骨折に限らずですが、骨折が起こった周辺は治る時に骨の近くの組織を巻き込みながら回復する癒着があり、それが圧迫の原因になる可能性があります。
くめ鍼灸整骨院の施術方法
これらを当院では呼送法と動体肢法という手技にて骨折部周辺の筋肉などの組織をゆるめ、局所の血流を改善することによって自分本来の回復力を活性化させ、回復力の向上を目指します。併せて炎症に良いとされる電気療法にて炎症を沈めて回復しやすい状態へ促します。
筋肉の炎症と神経の炎症が静まってくると痛みとシビレの感覚が下がりやすくなります。痛みとシビレの感覚が下がると回復力も上がってきて良循環になり、さらに回復していくようになります。
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