さて、今回は「体がすぐに疲れるし、そもそも疲れやすいのをなんとかしてほしい」と来院された方のお話です。
その方は疲労感が非常に強く、何か異常があるのではないかと思い、病院での検査を色々したが、数値上では異常は見つからなかったと言われていました。
詳しく検査をしていくと
◇すぐに疲れて横になりたくなる
◇非常に強い全身倦怠感がある
◇軽い頭痛がある
◇不眠が軽くある
◇脈をみると胃の気の脈が非常に弱い
◇検査では異常なし
以上から、慢性的な疲労感は気が非常に減っているのが原因で、さらに悪循環により自律神経の不調まで出ているのではないかと判断しました。
東洋医療では気は血管のように全身をめぐり、体を守っているものですが、気が減ってしまうと色々な不調を起こしやすくなってしまいます。
気は元々自分が持っているものと、食べ物を食べて胃で消化して作られるものと、大気から吸い込んで得られるものがあります。
胃からの気の補充が弱っている状態になると、胃の脈が弱く、お臍から2,3cm左下を押すと重だるい痛みが出るようになります。
施術方法
これらの状態から、ストレスの軽減と胃の気の流れを良くする鍼灸施術と、さらに自律神経の調整に良いとされる電気療法(ES-5000による四肢通電法)にプラスして背骨と骨盤の矯正をさせていただきました。
直後は「なんだかスッキリした感じ」と言われていましたが、次の来院時には疲れやすいのは残っているが、お腹の調子がよくなったことで食欲が出てきて睡眠もよくとれるようになったと喜んでおられました。
気を補充する大元である胃が不調を起こしていると疲労感だけでなく色々な不調が起きやすくなります。また、長期間の原因不明の疲労感は慢性疲労症候群という病名までついているものまでありますので自分だけで判断せず不調はどこかに相談するようにしましょう。
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