最近子供達の「国語力」の低下が話題になっています。
我家の娘(社会人)は作文が大好きで、日常の出来事などをよくノートに書き溜めていました。夏休みの宿題の作文などもさほど苦労することもなく書き上げていました。彼女は大の本好き。やはり語彙力も文章構成力も「本を読む」ことから学んでいたのだと思います。
息子(大学生)は日が暮れるまで走り回りご飯を食べたら「ゆきだおれ」のようにぐったりしてしまう子だったので、なかなか腰を落ち着けて読書をすることがありません。
彼はやはり漢字の書き取りも苦手・国語の文章読解力も今一つ・・・
どうしたものかと始めたのが小学校2年生の時からの「一行作文」
毎日一行でよいから、自分で考えた文章を習った漢字を使って書いてみようというところから始めました。
たとえばこんな感じです。
「きょうはものすごくあつい日でした。水をたくさんのみました。」
「きょうの体いくはドッジだったのでおもしろかったです。」
そしてだんだん書く量を増やしていき、小学校4年生からは週に一度テーマを決めて短い作文を書く事にしました。
「作文ノート」を作り、書き溜めていきます。
ここで大事なのは「書きっぱなしにしないこと」です。
お母さんはちゃんと添削をしてあげましょう。
◆文法的な間違えはないか?
◆文字の間違えは無いか?
◆習った漢字をひらがなで書いていないか?等を中心にチェックして、最後は「プラス思考の感想」を一言書いてあげると良いと思います。
息子は直された作文を見直し、漢字の間違えを空きスペースに練習します。
そして自分の作文を音読します。
「自分の作文を音読する」 − これはけっこう大切です。
字の汚い子、雑な子は、自分で自分の書いた字が読めないこともしばしば・・・
息子も「面倒くさい」という思いが先に立つ日は自分で自分の書いた字が読めず、本人から反省の言葉が出ます。そして次回の作文は多少きれいな字で書いています。
なによりもこの作文ノートの利点は、夏休みの宿題の「生活作文」のネタ帳になると言うことです。
なるべく同じテーマを繰り返し登場させることによって、作文ノートに書き溜めた作文を切り貼りすれば、時間の経過を追った1篇の長い作文があまり悩むことなく書けてしまいます。
やり始めるまで、リズムに乗るまでが大変ですが、国語力Upにはオススメです。