以前主人と一緒にNHKの「人体」に関する番組を見ていたら興味深い話題がありました。
人間の能力は使う頻度が高いと、特化してその能力が発達するということです。
故に、アスリートには毎日練習が必要になり練習すればするほど、走る能力だったり、投げる能力だったり、使う頻度が高い能力は、どんどん発達するのです。
そこで私たち夫婦が考えたのが、ゲームの危険性。
毎日長時間ゲームをしていると、「反射神経」が特化して発達します。
そして(このことも番組の中で紹介されていましたが)ある能力があまりに発達するとその能力を有効に使うために、体の中にバイパスができて、本来すべき活動をとばして、その能力だけがますます発達してしまうそうです。
「反射神経」が特化して発達すると・・・(これは私たち夫婦の考えなのですが)
ある課題に出会うと、「じっくり考える」という活動がとばされてすぐに、体が反応して、結果を出そうとするのではないかと思うのです。
だからゲーム好きの今の子供達は問題を解く際に、じっくりと考えることができずすぐに結果を出したいので、「わからん。答え教えて」となるのではないかと・・・
漢字の書き取りや計算問題は、熟慮すると言うよりは練習によって、すぐに一つの答えが出ますよね。
だから、漢字の書き取りはそこそこできても国語の読解問題になるとさっぱり・・・
計算問題はできるけど、算数の文章問題や図形はお手あげ・・・と言う子が増えているのではないかと、思うのです。
そしてニュースでも子供達の読書離れの弊害として「自分の意見がもてない」子が増えていると言うことがあげられていました。
ゲームによって反射神経がすごく発達して熟慮する力が後退している子供達は読書をしても「文字を読んでいる」にすぎない状態の子が多いと思います。
故に文章に書かれている情景を頭の中で絵にすることができません。
そのため読解問題や算数の文章問題に歯が立たないのです。
だから・・・
ゲームを与えるのは、遅ければ遅いほどよいと思います。
幼少期からゲームを与えるのであれば、使用時間を親が管理する必要は絶対にあると思います。
そして、毎日活字を読んで、その内容が自分の心の中で絵になる時間を作ってほしいと思います。
改めてゲームの危険性と読書の必要性を考えてみてくださいね。