こんにちは、k2nextです。
理容師として毎日多くの方と向き合っていると、ふとこんなことを思うことがあります。
「皆さん、『直感』は案外外れることもあるけれど、『違和感』ってやけに当たることないですか?」
私自身、この仕事を続けてきて、この「違和感」の正体は、実は自分自身や大切なお店を守るための「危機管理センサー」なのではないか、と感じています。
直感よりも「違和感」を信じる理由
先日、こんなことがありました。
お店がちょうど空いている時間帯に、飛び込みで新規のお客さんが来店されました。顔を合わせるなり、第一声が「散髪してや!」と、いきなりタメ口。
別に礼儀を押し付けるつもりはありませんが、初めての場所で、しかも初対面の店主に対してその距離感。なんとなく背筋がゾワッとするような、居心地の悪さを感じました。
技術以前に、この関係性でお客様の髪を触るのは後々トラブルの元になりかねない。そう直感的に感じたので、丁重にお断りさせていただきました。
理論なき「無理難題」との向き合い方
また別の日は、カウンセリングの際にこんな方も。
「スキンフェードを、全部ハサミだけでカットしてくれ」とのおじい様からのオーダー。
技術的に不可能ではありませんが、物理的に考えても、フェード特有のグラデーションの質感や仕上がりの緻密さを出すには、バリカンやトリマーを使うのが現代の理容技術における最適解です。
それを「ハサミでなければダメだ」と、理由も聞かずに一点張り。中途半端な知識や、独自のこだわりが先行してこちらの説明を受け入れてくださらない場合は、正直に申し上げます。
「当店ではお受けできません」と。
プロとして、妥協できないライン
「お客様は神様」なんて言葉がありますが、私は「お客様と理容師は対等な関係であるべき」だと思っています。
フェードの仕上がりには、バリカンやトリマーが不可欠。
相互の信頼関係がないままでは、良いスタイルは作れない。
無理をして期待に応えようとした結果、お互いが嫌な気持ちになるくらいなら、誠意を持ってお引き取りいただくことも、プロとしての選択肢だと考えています。
皆さんも、仕事や日常で「なんか違うな」という違和感を抱いたことはありませんか?
本日もk2nextは、信頼し合えるお客様との時間を大切に、心を込めてカットさせていただきます。