「レントゲンでは異常なしですね」
「MRIでも骨には問題ありません」
そんな説明を受けたのに、腰の痛みが続いている——。
このような経験をされた方は、とても多いです。
実は、日本整形外科学会によると、腰痛の約85%は画像検査では原因を特定できないとされています。
つまり、骨や椎間板の“形の異常”が見つからなくても、痛みを感じるケースが大半なのです。
◆なぜ「異常なし」なのに痛いの?
腰の痛みは、骨だけが原因ではありません。
筋肉や筋膜の硬さ、血流の滞り、姿勢のクセ、さらには心理的ストレスや睡眠の質まで——
これらが複雑に関係して、痛みを感じやすい身体の状態をつくります。
たとえば、2020年の厚生労働省の報告では、ストレスや不安を感じている人は腰痛の発症率が高いというデータがあります。
また、オーストラリアのモナッシュ大学の研究(2016)では、脳の痛み認識システムの変化が慢性腰痛に関与していることも示されています。
つまり「痛み=骨や筋肉の異常」とは限らず、脳や神経の働きの影響も大きいのです。
◆「治らない」と言われても、改善できる可能性はあります
医学の世界では、今や「腰痛は身体・心・生活習慣の総合的な問題」として考えられています。
適切な検査と施術、そして生活改善によって、慢性腰痛の7割以上が回復または軽減するという報告もあります(日本腰痛学会2021)。
ですから、「異常なし=改善しない」ではありません。
「異常なし=骨には問題ないけれど、他の部分に原因がある」というサインなのです。
◆院長からのひとこと
私たちの身体は、あなたが思っている以上に“自己治癒力”を持っています。
痛みの本当の原因を一緒に探し、身体が回復しやすい状態を整えていく。
その積み重ねが、再発しにくい腰をつくる第一歩です。
参考文献:
日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2021」
厚生労働省「慢性の痛みに関する実態調査」(2020)
Monash University, Australia. “Altered brain activity in chronic low back pain.” Pain, 2016.
日本腰痛学会「慢性腰痛に対する包括的アプローチ報告書」(2021)
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