排水管には「建築基準法」に基づき、下水からの臭気及び害虫の侵入を防ぐ為の水溜り(排水トラップ)が設置されています。
そして、この排水トラップは「S字型」を縦にした様な型の配管の中に、排水された水が常に一定量溜まる構造になっており、その水自体(封水と呼びます)が蓋の役目を果たす事で、悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割をしています。
ところが、空室期間が長期化して、排水に水を長期に流さなかったりすると、排水トラップ内の封水が蒸発し、排水管が空洞になってしまうので、下水等からの悪臭や害虫の侵入が発生します。
季節やお部屋の環境にもよりますが、早くて2週間・遅くとも1ヶ月程度で封水は蒸発してしまいます。
*次回は、排水詰まり解決法についてお話しをさせて頂きます
