11月19日(日)
○奈良金春会
奈良100年会館 中ホール 午後12時半開演
◇能「巴」 金春穂高
◇能「六浦」金春康之
他仕舞、狂言
☆湯本哲明 能「巴」、仕舞の地謡を勤めます。
一般5000円 学生2500円
《 チケット受付 》
メールアドレス yumo.hrkar.2019.3@gmail.com
TEL 070-4397-5848 湯本哲明(不在時留守電対応)
今回は、地謡だけですので、少々気が楽です。
しかし、「巴」は謡が多い。何回か地謡はさせていただきましたが、やはり大変です。しかも、全部拍子合となっております。
「巴」
木曽義仲の死にざま、巴の名残惜しさ・・・日本人ならではの心意気を感じる心を打つ作品です。
唯一の女修羅物でありますので、特別な趣があります。床几の型、長刀の型など変化に富み見所がたくさんありますが、最後の、物着(装束を付け替える)は後見、地謡の人知れず苦労するところです。
「六浦」
秋の夜の、千代を一夜に、重ねても・・・秋にふさわしい曲です。
あたりの木々が紅葉する中で一本の楓だけ全く紅葉していない。冷泉為相卿の歌に詠まれ、名誉を得た上は、以降は紅葉することがなかった・・・。一途な想いが心に沁みます。
序ノ舞に我を忘れて入り込むことでしょう