口コミ

場末の雰囲気漂う『天宝』でのユニークなランチ

5.00

投稿日: 2024/02/01

『天宝』という店は、第一京浜国道沿いにひっそりと佇む、時間が止まったような古風な中華料理店です。店内はシンプルで、昼時にはお客さんの入りがまちまち。ひとりで訪れ、550円のチャーハンを注文しましたが、なんと餃子は仕込み中で提供不可でした。

驚いたのは、テーブル席のお客さんが水を出してくれるなど、店内の雰囲気が家族的でアットホームなこと。チャーハンは普通に美味しく、街場の中華屋さんらしい味わいでした。しかし、添えられたスープは醤油の味と塩分が強く、飲むのが難しかったです。

他のお客さんは常連らしく、店主との間には無言のコミュニケーションが見られました。メニューにないまぐろの刺身を提供するなど、店主の裁量でサービスが行われているようです。

店主の体調が思わしくないため、時折お店を休むことがあり、厨房では店主のお母さんが料理をすることもあるそうです。『天宝』は、その場末感と家族的な雰囲気が交じり合った、ユニークな体験を提供するお店でした。